もとなおこさんの最新作はヴィクトリア女王を主役にした短編と、貴族の血筋の博士と結婚したガーデナーの娘と幼馴染だった執事の話に、初期作品の3本構成です。
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[参考資料]大英帝国~最盛期のイギリスの社会史
ヴィクトリア朝を詳しく知ろうと考えた時、和書ではこの本を最初に買いました。講談社の新書で、値段も高くありません。当時の社会情勢を把握できる大きな構成でありながら細部をしっかりとフォローし、導入書として最適です。
[参考資料]ヴィクトリア朝万華鏡
ヴィクトリア朝に描かれた絵画を通じて、当時の社会背景を解説する意欲的な書籍です。美術書として楽しめますし、歴史を楽しむこともできます。絵画が映し出す色彩豊かなヴィクトリア朝を目の当たりにできる、良作です。
[映画/ドラマ/映像]Dorian Gray(『ドリアン・グレイの肖像』)
英国ヴィクトリア朝の作家オスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』の2009年映像化作品です。グレイを堕落させていくヘンリー卿はあのコリン・ファース。退廃的な快楽の世界に溺れていくグレイの描写が際立っています。
[映画/ドラマ/映像]MANOR HOUSE(マナーハウス) 英國発 貴族とメイドの90日
現在映像化されている屋敷関連の資料の中では、最高峰の位置づけとなる作品です。英国メイドを扱ったコミックス『エマ』の作者・森薫さんはこのDVDと、『ヴィクトリアン・サーヴァント』があれば英国メイドマンガが描けると推薦した一作です。