『大英帝国~最盛期のイギリスの社会史』をもう少し研究書よりにしたのが本書です。『大英帝国』が新書ということで多くの方に向けられて書かれたのと異なり、本書は研究書として踏み込んだ内容になっています。
イギリスのヴィクトリア朝を中心にした屋敷とメイド・執事・使用人の暮らしの研究から日本のメイドブーム研究まで。
ヴィクトリア朝を詳しく知ろうと考えた時、和書ではこの本を最初に買いました。講談社の新書で、値段も高くありません。当時の社会情勢を把握できる大きな構成でありながら細部をしっかりとフォローし、導入書として最適です。
ゼロからイギリスの歴史を知りたい、という方にオススメできるのが本書です。コストパフォーマンスと初心者への敷居の低さは、素晴らしいものがあります。豊富な写真やイラストが掲載されていて、テキストだけでは想起できない多くの情報を伝えてくれます。
和書『英国ヴィクトリア朝のキッチン』の元になったBBCの番組『THE VICTORIAN KITCHEN』をDVD化した、貴重な映像資料です。コック経験者のルースと助手のアリスンの2名で、当時のキッチンで当時の料理を再現します。
料理を通じてヴィクトリア朝を描き出す最高峰の資料です。ヴィクトリア朝とメイドに深く関心を抱くに至った契機の本で、私の人生を変えた一冊です。メイドの資料本が少なかった時代、バイブルとしての価値を持ちました。