本テキストは2003年刊行の同人誌『ヴィクトリア朝の暮らし3巻 貴族と使用人(二)において考察した「パーラーメイドの仕事に屋敷案内は含まれるか」を発展させたものです。
[特集]仮説『日本のメイドブームの可視化(第1~5期)』
多様に存在するメイドブーム=日本の「メイドの曖昧性と特徴」 「メイドブーム」という言葉で検索をすると、「メイドブームは終わった」という声を見かけます。しかし、ここでいう「メイドブーム」は非常に曖昧だと私は思います。語り手
[FAQ]講談社版『英国メイドの世界』で聞かれる質問への回答集
はじめに 『英国メイドの世界』にまつわるFAQ(Frequently Asked Questions:よく聞かれる質問集)を掲載します。1ページに掲載するテキスト量が多くなりそうな予感がするので、どこかのタイミングでコン
[同人誌]英国メイド好きの世界
同人誌『英国メイド好きの世界』は、私・久我真樹が講談社から『英国メイドの世界』を刊行した記念に、秋葉原のメイド私設図書館シャッツキステと行ったコラボイベント(2010/11/24~28開催)にて作られた本です。
[FAQ]ヴィクトリア朝の1ポンドって日本円でいくらぐらいですか?
この質問は家事使用人の年収が日本円の年収でどれぐらいかを知りたい、というところから来ています。「1ポンドが日本円でいくらか」という問いは非常に難しいものです。「時代によって違う」としか言えません。(現時点での回答は後述しています)
[映画/ドラマ/映像]THE YOUNG VICTORIA(邦題:ヴィクトリア女王 世紀の愛)
ヴィクトリア女王(1819-1901)が女王として戴冠する前の少女時代から、夫となるアルバート大公との出会い、そして女王として即位してからの時期を扱った、「ヴィクトリア朝の始まり」を描いた華やかな宮廷劇の映画です。
[漫画]『エマ』、あるいは『エマ』から受けた影響
日本のメイド漫画の代名詞ともいえる存在になった作品が、森薫先生の『エマ』です。何よりも、本格的にヴィクトリア朝のメイド像を描き、当時の使用人がいた暮らしや時代の雰囲気を、働く姿を、愛情がこもったまなざしで伝える稀有な作品です。「好きだから、描いた」という言葉が似合います。