私が個人的にオススメする執事とメイドを扱った映画の中では、最高レベルの作品ですし、そうした要素を離れても、クリスティー作品や英国ミステリが好きな人にオススメできる作品です。
月: 2010年2月
[参考資料]ヴィクトリア朝万華鏡
ヴィクトリア朝に描かれた絵画を通じて、当時の社会背景を解説する意欲的な書籍です。美術書として楽しめますし、歴史を楽しむこともできます。絵画が映し出す色彩豊かなヴィクトリア朝を目の当たりにできる、良作です。
[参考資料]産業革命と民衆
ヴィクトリア朝に興味があり、産業革命や大英帝国がどのように成立したかを知ろうと思うならば、ゼロからでも楽しめるのが本書です。本当にただ一冊、ヴィクトリア朝の詳しい生活資料を推薦するとなれば、コストパフォーマンスと内容のレベルと面白さでは、この本を選びます。
[映画/ドラマ/映像]Dorian Gray(『ドリアン・グレイの肖像』)
英国ヴィクトリア朝の作家オスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』の2009年映像化作品です。グレイを堕落させていくヘンリー卿はあのコリン・ファース。退廃的な快楽の世界に溺れていくグレイの描写が際立っています。