世界的な存在「吸血鬼」の代表作ドラキュラを通じて、外国恐怖に怯えるヴィクトリア朝のイギリスを描き出しています。歴史が伝えにくい「空気」「反応」が描き出されています。
カテゴリー: 参考資料
[参考資料]『どん底の人びと―ロンドン1902』
アメリカ人作家ジャック・ロンドンが1902年にロンドンの貧民街(イースト・エンド)に入り込んだルポルタージュです。19世紀イギリスは上流階級の華々しい世界とわずかな距離を隔てて、著しい貧困が存在しました。その貧困だけではなく、放置する社会を彼は描き出しました。

[参考資料]大英帝国~最盛期のイギリスの社会史
ヴィクトリア朝を詳しく知ろうと考えた時、和書ではこの本を最初に買いました。講談社の新書で、値段も高くありません。当時の社会情勢を把握できる大きな構成でありながら細部をしっかりとフォローし、導入書として最適です。

[参考資料]図説 イギリスの歴史
ゼロからイギリスの歴史を知りたい、という方にオススメできるのが本書です。コストパフォーマンスと初心者への敷居の低さは、素晴らしいものがあります。豊富な写真やイラストが掲載されていて、テキストだけでは想起できない多くの情報を伝えてくれます。

[参考資料]英国ヴィクトリア朝のキッチン
料理を通じてヴィクトリア朝を描き出す最高峰の資料です。ヴィクトリア朝とメイドに深く関心を抱くに至った契機の本で、私の人生を変えた一冊です。メイドの資料本が少なかった時代、バイブルとしての価値を持ちました。

[参考資料]ヴィクトリア朝万華鏡
ヴィクトリア朝に描かれた絵画を通じて、当時の社会背景を解説する意欲的な書籍です。美術書として楽しめますし、歴史を楽しむこともできます。絵画が映し出す色彩豊かなヴィクトリア朝を目の当たりにできる、良作です。