制作日記


2002/08/14(水)

いまさらながらですが、先週の土曜日は出店してきました。お買い上げ下さった方、委託をいつもしていただいている蓮深さんと、そのご友人の方、誠にありがとうございます。今まで委託では何度も頼んできた『ヴィクトリア朝の暮らし』ですが、自分での販売は初めてなので、新刊扱いで売りました。(見本誌提出は昨年の冬コミで済み)

表紙を表のジョアン(少年)から、裏のレカミエ(メイドさん)にしたら売上が伸びたと言うのがなんとも言えませんが、売り場がTRPGだったので、もう少し、「資料本」を強調した方がよかったですね。

資料本は調査が必要な点で、作る手間・時間がかかります。個人的には最も大変な順では「ルール>資料本>小説>リプレイ」と見ています。

『アイテムコレクション』などへのオマージュ的作成方法なので、次回からもう少し、考えて行きます。資料でも自分のジャンル(英国ヴィクトリア朝)は、TRPG内ではほとんどゼロと思うので。

好きなサークル(ヴィクトリア朝ではなく、メイド限定資料本)があるのですが、最近は別のゲームの本がメインのようです。初めてその本を見たときは資料の充実、書き手の意欲に驚きましたが、新刊になるにつれて、ゲームがメインになってしまいました。今年も出店していたようですが、どうだったのでしょうか?

ロードス小説ですが、「ジャンル買い」してもらえるほど元の小説が既にメジャーではなくなっており、中身を見てもらう必要があるんですが、あの場所ではあんまり内容を書いていなかったので、その点、勿体無かったかなと思います。

自分でもそうなんですが、声をかけられたりするのもあまり好きではないですし、かといって小説本は選ぶのが非常に難しく、そうなると必然的にジャンル買い、内容ではなく、どんな話なのかで選らばざるを得ないと思います。

昨日に申込も完了(ジャンルはメイドさん本の多い『創作』(少年))し、『The Rise and Fall of the Victorian Servants』の読書も再開して、なるべく早めに完成させる予定です。

資料本は作るのが大変なので、1年に1回の冬、夏は登場人物を使った小説本、そんな感じで方向性が決まりました。


2002/08/07(水)

暑い日々が続きますね。外に出るのも嫌なんですが、哀しき勤め人はスーツ片手に通勤しています。コミケの暑さも毎年相当なものですが、ここまで暑い日での開催は無かったと思うので、直射日光だとすると、40度近くでしょうか。

朝礼ぐらい、ばたばたと人が倒れる予感があります。日焼けしそうですが、今年は金曜は仕事で、日曜は家で寝る予定なので不参加、結局土曜日のみの体力温存の参加形態。月曜出社を考えると、土曜のみが限界です。

3日連続参加する人に、祝福(AC-1)がありますように…

さて、前に日記で書きましたが、友人との企画で書いた『ロードス島戦記』の同人誌が完成し、2002/08/10(土)に出店(竹脇:東3ホール オ06b)します。このときに『ヴィクトリア朝の暮らし』も置かせてもらいます。

サークルのペーパー(新刊案内や告知など)は、久我の間に合わなかった原稿を追加したので全部で16ページと言うコピー本みたいな厚さです。同人誌の小説はまっとうに作ったので、残った毒気がペーパーに出ています。

『ロードス島戦記』の小説を書いていて思ったのが、原作と課題があった方が、当たり前ですが、書きやすいです。文章を書く人間としては「原作で描かれていない部分を書き」、尚且つ、それが「原作のストーリーとキャラクターからはみ出ていない」のが理想で、その点、今回はいい感じで書けたと思います。

制作後に友人に見せたところ、誤字脱字は多かったようです。
ご迷惑をおかけします。

創作が一段落して、完全に停止したヴィクトリアも、冬に向けて再起動です。久方ぶりに資料読解から始めようと思います。冬と言うと、カタログを見ていたら、今年は3日開催だそうですね。前の委託の時みたいにへっぽこなミスをせず、今年は受かって欲しいです。


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