[特集]近代日本の女中(メイド)事情に関する資料一覧

明治、大正、昭和の女中事情を扱った資料一覧(リスト)を公開します。誰かが考察を深める・広げてくれることを願って、現状私が確認している入手可能な資料の一覧を掲載することにしました。

[映画/ドラマ/映像]Cranford(邦題:クランフォード)

『Cranford(クランフォード)』はエリザベス・ギャスケルの原作小説をBBCがドラマ化したものです。初回公開時、約800万人が視聴したといわれています。ここ数年では最も人気のあるクラシックドラマのひとつです。

[映画/ドラマ/映像]North & SOUTH(北と南)

『North and South』(北と南)はエリザベス・ギャスケル原作のBBCドラマです。この手のドラマにしては珍しく、工場経営者を主軸とし、描かれる風景も荒涼たるものです。そのギャップが、この作品の魅力です。

[映画/ドラマ/映像]ナニー・マクフィーの魔法のステッキ

『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』は、母を失い、甘やかされた子供たちが次々とナースメイドを追い出し、父親を困らせるところにナニー・マクフィーがあらわれて、みんなを幸せへと導く童話のような世界です。

[映画/ドラマ/映像]ハワーズ・エンド

映画『ハワーズ・エンド』はE.M. フォースターの原作小説(1910年)を映画化した作品です。英国の上層中流階級(アッパー・ミドルクラス)と下層中流階級(ロワー・ミドルクラス)が交わったことで生じた悲劇、でしょうか。監督は映画『日の名残り』のジェームズ・アイボリーです。

[参考資料]英国メイドの世界(著者による紹介)

『英国メイドの世界』は屋敷の日常生活を、そこで働く家事使用人や所有者の貴族たちの視点で照らした読み物・資料本です。総勢150名以上の実在したメイドや執事、ガーデナー、それに彼らが仕えた貴族や主人たちを含め、その時代を生きた人々が直接語ったり書き残したりした言葉から「屋敷という職場」を再構成しました。

[参考資料]従僕ウィリアム・テイラーの日記―一八三七年

『従僕ウィリアム・テイラーの日記―一八三七年』はヴィクトリア朝を生きたフットマンが、その1年間の生活を綴った貴重な日記です。作者は、使用人資料本決定版の『ヴィクトリアン・サーヴァント』で度々登場したウィリアム・テイラーで、彼が見た世界が、ダイレクトに伝わってきます。

[小説/コミックス]半身

サラ・ウォーターズの小説『半身』は「このミステリーがすごい!〈2004年版〉」海外部門で1位を受賞した作品です。ヴィクトリア朝が好きな方ならば一読の価値がありますし、ミステリが好きな方ならば楽しめると思います。とにかく、登場人物の感情とその主観に引き込まれます。

[映画/ドラマ/映像]THE 1900 HOUSE(01:はじめに)

大多数のメイドの雇用主となった中流階級の生活の実像と、その職場でひとり働く「メイド」の実際の姿を知ることができた、私にとって非常に印象的なドキュメンタリーです。

[映画/ドラマ/映像]高慢と偏見(原題:PRIDE AND PREJUDICE)

『高慢と偏見』はジェーン・オースティンの傑作として、歴史に名を残した作品です。それをBBCが忠実に再現したのが、本作品です。日本ではNHKで放送されました。イギリスの様々なカントリーハウスを撮影場所として、屋敷や華やかな生活が大好きな人にはたまりません。

[参考資料]世紀末までの大英帝国

『大英帝国~最盛期のイギリスの社会史』をもう少し研究書よりにしたのが本書です。『大英帝国』が新書ということで多くの方に向けられて書かれたのと異なり、本書は研究書として踏み込んだ内容になっています。

[参考資料]大英帝国~最盛期のイギリスの社会史

ヴィクトリア朝を詳しく知ろうと考えた時、和書ではこの本を最初に買いました。講談社の新書で、値段も高くありません。当時の社会情勢を把握できる大きな構成でありながら細部をしっかりとフォローし、導入書として最適です。

[参考資料]産業革命と民衆

ヴィクトリア朝に興味があり、産業革命や大英帝国がどのように成立したかを知ろうと思うならば、ゼロからでも楽しめるのが本書です。本当にただ一冊、ヴィクトリア朝の詳しい生活資料を推薦するとなれば、コストパフォーマンスと内容のレベルと面白さでは、この本を選びます。

[参考資料]路地裏の大英帝国

私がヴィクトリア朝の生活を詳しく知ろうと思った2000年当時に出会った、日本人が書いた書籍では最も労働者階級の都市生活を詳しく描いた資料本です。研究者の方たちはこの道の第一人者の方ばかりです。

[参考資料]イギリス近代史

近世から現代までのイギリスの経済発展・政治を軸に解説する良書。いかにして国が勃興し、産業が増え、豊かになっていったのか、そして限界にぶつかっていったのかを長い世紀に渡って扱う。

[参考資料]ジョーゼフ・ラウントリーの生涯

19世紀英国ヴィクトリア朝に実業家として成功し、従業員の働きやすさ・福祉を考えて経営を行ったジョーゼフ・ラウントリーの生涯を描いた良作です。