制作日記


2003/07/26(土)

今日、蓮野さんからイラスト原稿が届き、印刷所送りしました! 今回は「テス」(『ダーヴァヴィル家のテス』・トマス=ハーディ)「ソフィ」(『我が子ゆえに』・トマス=ハーディ)、そして「雪」(『かのように』・森鴎外)の3人のメイドの絵を描いてもらいました。

黒髪、少女、短い髪、メイド服ということで、「雪」は森薫さんのコミックス『シャーリー』そのままという感じで、いい味を出しています。トップの表紙は、3人+レカミエです。

今回のお気に入りは、ソフィでしょうか。

何にせよ、原稿がこれで終わって、よかったです!

そういえば、ネットをさまよっていたら、エマとシャーリーや創作メイドを中心にしたイベントがあるそうです。whitebrimさんが主催とのことです。蓮野さんに「オンリーイベントに参加してみては?」と言われていましたので、時間が合えば、参加してみようかと思います。開催地が「奉仕会館」というのも、好きなセンスです。
2003/07/24(木)

再販を頼んだ1巻が届きました。以前と同じ指定なのに印刷所のミスでやや明るい感じの色になっていました。それ以前に電話がありましたが、どうしようもないらしいので、諦めました。過去に1巻を買って、今回も買った場合に気になる程度なので、特に問題は無いのかなと思います。

さて、絵を描いて下さっている蓮野さんから連絡があり、原稿が完成したとのことでした。明日には届くので、明後日には印刷所送りにします。今回は3冊の準備で非常に時間がかかりましたが、ようやく肩の荷が下りそうです。

あと、サイトをリニューアルしました。FTPでの転送時、失敗ばかりしていたので疑問でしたが、そういえばジオシティーズではあまり深いフォルダ階層を作れなかったんですね。 忘れていました。

カタログも発売されましたが、冬よりも少しジャンルに人が多い感じですね。

2003/07/20(日)

先に原稿が揃った2巻を印刷所に送り、品が届きました。薄い紙で作ったつもりが、厚い紙でした。申込書で指定できた紙が、今回使用したセットでは駄目でした。間抜けな話です。この為、同じページになる新刊との厚さに差を出さない為、新刊も同じ厚い紙になりそうです。82ページで重たい1巻は、薄い紙になる予定です。

肝心の新刊は原稿を友人に校正してもらい、原稿貼りの途上(90%)です。蓮深さんが七月に忙しく、また体調を崩されてしまい、一時はどうなるかと思いましたが、月末までにはイラストも揃い、印刷できそうです。よほどのことが無い限り、「新刊確実」です。

あと、「蓮深」さんのペンネームが、「蓮野」さんに変わりましたので、ご連絡です。既刊はそのままにしていますが、今回の新刊から新しいペンネームで記していきます。

さて、前に書いたかもしれないあまり関係のない話題ですが、自分はロビン・ウィリアムズの『今を生きる』が大好きです。1年ぐらい前にラオックスのテレビで流れていました。ここでロビンの演技に圧倒され、レンタルビデオで捜し、さらにDVDを買いました。

この映画は寄宿学校を舞台としています。主役の学生にトッドとニールという役がありましたが、このふたりを演じていたのが、当時若かったイーサン・ホークと、ロバート・ショーン・レナードでした。

映画を見たのが最近、映画の上映は1989年。役を演じた少年も、今は30代なのかと、適当に名前を検索していたら、このふたりが役者として活躍していました。そして今、『テープ』という映画で、このふたりが共演していると新聞で読みました。

映画の内容よりも、ふたりの共演に興味があり、行こうと思います。前にこの恵比寿の映画館に行ったのは『ゴスフォード・パーク』。単館上映に近い分だけ、リスキーな匂いが漂っています。


2003/07/02(水)

既刊の校正をしていましたが、やはり1巻は…泣きます。わずか2年前とはいえ、文章自体も2巻に比べるとリズムが悪く、書き直したい気分に駆られますが、前に買って下さった方の気持ちを考慮して、内容の変更はしません。表現を変えたり、誤字脱字を減らす範囲です。早く完結させて、全体のリライトをしたいです。

誤字脱字の少なかった2巻は別の意味で、問題がありました。保存状態が悪く、家にあった既刊は全滅状態、原稿もかなりやられていました。ごわごわして読みにくいので、廃棄は決定です。2巻はイラストはコピーしたものを原稿に貼っていたので、大丈夫でしたが、もしも違っていたら、泣いていました。

あと、最近、久々に家にあった『名探偵ポワロ』を見直していましたが、あれもBBCではなかったんですね。それに意外と多く、執事&メイドさんが出ていました。その影響か、ヴィクトリア朝を背景にしたミステリ小説(ミステリは好きですが奇抜なトリックは特に思いつかない)、を口実にした小説を書こうと、プロットを練っています。ライトノベル的発想は普段、あんまり出てこないので、大切にあたためてようと思います。


はじめに/同人誌/イベント/制作日記/掲示板
  資料について/コラム・補筆/ヴィクトリア朝の暮らしTOP