制作日記


2002/02/28(木)

久々ですね。紀伊国屋に頼んでいた本ですが、版元でも品切れだそうです。そこでアメリカのamazonの古本を頼むことにしました。船便での到着なので随分先になりそうですが、なんにせよ、手に入りそうでよかったです。

さて、以前話した『古川日出男』の本は『アラビアの夜の種族』というタイトルで、角川書店から出ています。この本は底本が存在し、作者不明のことから、いろいろな人がいろいろな形で書いているそうです。

詳しく知らないのですが、話の流れは『現在』(ナポレオンの侵攻を受ける)部分と、語られる物語にわかれていますが、この語られる物語部分が、作者の創作(『夢中にならせる物語』)が入り込む余地なのかとも、思います。

この本は過去の思い出を蘇らせ、また中座した物語を「癒す」ものでした。先を知りたい欲求が非常に強く、結局眠れないまま、夜明けまで読書しました。しかし、読み終えたとき気づいたのですが、「感動」していないのです。

知的興奮や先を知りたい欲求を喚起することは著作の面白さのひとつですが、多くのホラー小説同様、一度読むと、「先を知りたい欲求」が消えてしまい、物語を読む気持ちが盛り上がりません。

私が何度も読み返す小説の多くは登場人物が魅力的で、そこにある温度が心地よいからです。『罪と罰』『坂の上の雲』など何度も、それこそ5回以上は読んでいますが、登場人物や物語と「対話」したり、「生の再生」をしているのかなと…。

感動と言うと、今週のNHK『プロジェクトX』です。ノンフィクションの「再現映像(本人が生きているにも関わらず)」や「感動の『ドラマ』」と言う作りは好まないですし、過去を振り返り、あまり現在や未来に繋がる「NHKスペシャル的」問題提起も無いので、ほとんど見ていないのですが、今回の『白血病と骨髄バンク』の回は、中学校の頃に見たNHKスペシャル『驚異の小宇宙・人体1』を思い出させました。

私事ですが、中学の頃に見たこの番組の印象は強力で、「大人になったら骨髄バンクに登録する!」と思えるものでした。出ていた女の人は死んでしまって、とても哀しくて…テーマ曲・久石譲(ラピュタなど宮崎作品の人)で、携帯の着メロはその曲(やさしさのめばえ)を選ぶぐらい、記憶に残りました。

今回の『プロジェクトX』では「現実の問題解決への協力」の姿勢が見られ、骨髄バンクに登録し、最初の提供者となった人の葛藤がリアルに伝わりました。「俺たちはこれだけ頑張った」で終わることの無い、現実問題です。

自分も登録したときは親に反対されましたし、映像を見る度、腰に針を刺すのには抵抗があります。けれどその人の誇りと弱さ、最後に逃げなかった強さとを番組が正面から扱い、今後の登録者増加に繋がるのではと思えます。移植を必要とする人の哀しい実話だけではなく、提供する人の心も描いた、いい番組でした。

それを思うと、十年以上も前のわずか1時間の番組がいまだ心に残り、映像も思い浮かぶNHKスペシャルの影響力、番組としての偉大さは別格です。あの番組を見なかったら、骨髄バンクに登録しなかったと思います。思えば太平洋戦争の全6回シリーズ(インパール作戦の検証やVT信管など)も価値観に影響を与えました。そういう「価値観を揺るがす」NHKの番組、最近見ていませんね…

長々と関係ない話が続き、作品の話が無いは問題ですね。ちゃんと読書は進んでいます。『The Country House Servant』もようやく110ページぐらいに来ました。ところが期待していたHouseMaidの部分が仕事内容しかなく、従僕のような生活の様子が一切、ありません。この作者はLaundryMaidの専門家で、それ一冊で他にも本を書いているぐらいの人なので、残りの130ページぐらいは、そればかりになりそうです。うむぅ…

消化しきれていないのですが、いろいろとまた資料を増やしています。『Roberts' Guide for Butlers & Household Staff』は執事が書いた家庭内使用人のガイドブック、『Children of The Great Country Houses』はカントリーハウスに住む子供にスポットを当て、今後、主人公であるジョアンを書く上での参考になりそうです。


2002/02/22(金)

何にも進んでいないです、はい。読書はそれなりですが、昨日、読売新聞夕刊で、過去に1冊だけ読んで高い評価だった作家の名前を見つけ、「新作書いていたんだ!」と驚き、今日はその本を探しました。作家は『古川日出男』です。

過去に読んだ本は、趣味のTRPGに関係しています。アスキーから『ログアウト』と呼ばれるTRPG雑誌が出ていました(休刊中)。ここで『Wizardry』の外伝(ゲームボーイ版)の小説が幾つか掲載されていましたが、そのうちの1作を書いたのが彼でした。

『砂の王』と呼ばれるこの小説はシナリオの面白さもさることながら、何よりも文章が『燦然たる輝き』を帯びています。作家の評価はシナリオの面白さや文章の読みやすさで残ったりしますが、彼の場合、綺麗で、宝石のようです。もう何年も読んでいないのですが、そうした思い出が残っている、稀有な作家です。

記憶によれば元々が映像系の人だったらしく、描写の美しさと濃密さがその出身を思わせるものでした。

何故こんなことを書くのか、それはこの作家の本を読むから、作業が進まなくなりますということを伝えるためです。しかも新聞で紹介されたのとは別の本も買ってしまったので、しばらくやばいです。共に500ページオーバーの長編です。

来週には友人と話す機会があるので、そこでやる気を貰ってこようと思います。人と話していると創作意欲が湧く方なので…

ところでもうすぐ『指輪物語』の映画ですね。個人的に気になっているのですが、どうして『ゴクリ』の映像や話は出てこないのでしょうか? エルフのお菓子は商品化されるでしょうか? 『ハリーポッター』感覚で読める原作ではないのですが、「今週の売上」などに入っているような感じですね。読破できる人は何人いるでしょうか?

原作は中学時代に読みましたが、『馳男(夫?)』の翻訳には泣きました。ダサいですね、どうしようもなく。翻訳の下手さで読めなかった人、多いと思います。そういえば初めて買ったTRPGは、当時のバイブル、『アイテムコレクション』でべた褒めされていた『指輪物語』でした。ルールが難しすぎて、今もトラウマになって、開くと吐き気がします…なんかTRPGな話でしたね、今日は。

思い出したようなメモですが、メイドさんは主人階級の部屋のベッドで眠ることが出来たようです。部屋が幾つもある大きな屋敷では習慣的に「使わない」部屋を用意して、メイドさんに使わせていてあげたとのこと。家にもよりますが、気分を味あわせてあげるってことでしょうね。


2002/02/16(土)

本日、レンタルビデオにて『ハワーズ・エンド』を借りました。これもまたエドワード朝なのですが、驚いたことに、『日の名残り』で共演している『アンソニー・ホプキンス』と『エマ・トンプソン』のふたりが出ていました。執事役だった『日の名残り』と異なり、金持ちを演じる彼は非常に幅が広いですね。

映画はふたつの家族を中心に進んでいきます。ドイツ系の姉妹が主人公で、妹が旅先の友人ウィルコックス家でそこの次男と結婚の約束を交わし、それを姉のメグ(エマ・トンプソン)に手紙で書きますが、その次男は財産が無く、結婚は出来ないと告げ、妹もそれを納得しますが、その話を手紙で知った叔母が婚約者の男とはどんな奴なのかと確かめに来る…そこでトラブルが起き、すべてが終わります。

数年後(?)、家族揃ってロンドンで暮らしているところへ、ウィルコックス家が向かいに引っ越してくるところから物語が再開します。姉はウィルコックス家の奥さんで、妹が滞在した屋敷『ハワーズ・エンド』の相続者であるルース(だったと思います)と付き合い、ルースは彼女にハワーズ・エンドの思い出を熱心に語り、死んでしまいます。一方、妹はある講義で傘を間違って持ち出し、その持ち主の青年が取り戻しに来て、彼と知り合い、それらが複雑に絡んで、物語は進んでいきます。

亡くなったルースはハワーズ・エンドの思い出を聞いてくれたメグに屋敷を残そうと遺言を書きますが、家族はそれを正式ではないとして、燃やしてしまいます。これが後に家族の不幸を呼び込むのですが、こういう話もありなのかと、意外なラストが待っています。

今回は屋敷の壮麗なシーンなども無いです。ハワーズ・エンドはあまり綺麗でも広くも無いのですし、そこを舞台にした話ではありませんでした。服装も社交界のシーンが無いので、それなりです。

しかし、ロンドンでの日々の暮らしが、なかなか丁寧に描かれています。夕食の様子や交際で必要な名刺、そして馬車と自動車。ロンドンの邸宅の立派さやお茶会の様子など、随分、面白かったです。

個人的なお気に入りは、サングラスをかけた長男(姉妹の弟)です。姉達のおしゃべりにも飄々と接して、大学に通う好青年といった感じで姉たちを優しく見守ります。彼自身にはエピソードが何も無かったのですが、印象に残りました。

さて、『The Country House Servant』もようやく『従僕』のページを読み終わりました。長い時間をかけすぎて、既に忘れていることが多そうですが、今日は新しい章、『ハウスメイド』に入りました。メイドさんの一日のスケジュールや、朝から晩までの仕事の様子などが詳細に書かれています。非常に広い範囲での仕事を扱っていそうなので、本を作成する際は、それぞれの職務に応じて、『チェインバーメイド』(寝室の整理整頓)など、分類して項目数を増やそうと思います。

この項でベッドの掃除に関する話がありましたが、ヴィクトリア朝の暮らしを再現する英国の番組でも、ベッドを解体して掃除していたのを思い出しました。暖炉での石炭使用が非常に家を汚すようで、メイドは毎日、その掃除に追われる感じです。

本に影響されて、今日は久々にベッドの上の布団をどけ、下の埃を掃除しましたが、いい運動になりました。掃除機に足を向けて寝られないなと、思います。


2002/02/13(水)

随分古い話になりますが、『The Country House Servant』の「従僕」のページをいまだにさまよっています。読んでいると意外にも「主人の屋敷に友人を招き入れる」ことや、「他の屋敷の使用人のところへ遊びに行く」など、しています。彼らのなかにはかなり破天荒な人間もおり、アルコールの誘惑への弱さが、なんとも言えません。

従僕は主人の傍にいることが多く、時として『近侍』の役割も仰せつかりますので、主人に気に入られさえすれば、いろいろと成長の機会(語学など)もあったようです。彼らの暮らしは使用人ホールでの「踊り」や「音楽」に彩られて、使用人は使用人で貴族の華やかな世界とまではいかないものの、自分たちの楽しい時間を持っていました。

同じ職場の女性との恋愛はおおっぴらでなければよかったようで、休日に一緒に遊びに行ったり、朝早く起きて会っていたりと、そういったエピソードも紹介されています。

ただ屋敷に住み込みで生活していた場合は、結婚可能なのかどうか、わかりません。単身赴任なのか、それとも屋敷近く(広大な屋敷では十数キロメートル先)に家があったのか、領主から家を貰えたのでしょうか?

家といえば『小公子』で、セドリックの発案で領民の家が綺麗に立てかえられる話がありました。『小公子』は意外と深く設定されており、小作人の為にセドリックが手紙を書くシーンがありましたが、あれも公爵の「スチュワード」(執事以上の領地管理人)へ向けたものでしょう。

母親が住まわされた領内の「ロッジ」も大きな屋敷には欠かせないのか、ジェーン・オースティン原作の映画『いつか晴れた日に』では、屋敷を追い出された母娘が親戚の家の領地内の「ロッジ」に住んでいました。

通読してから読み直そうと思っていましたが、ようやく25%なので、ちょくちょくメモを取りながらでないと忘れてしまいそうです。

夏は新刊を予定しています。『使用人編(上)』と題して、上級使用人(執事・ハウスキーパー・近侍・侍女・コック)を、その他に家政系(非料理系)のメイドさん(ハウスメイド・ラウンダリーメイド・パーラーメイド・チェインバーメイドなど)を扱う予定です。服装関係は強くないので、とりあえず経済状況や生活様式などを書いていきます。

冬には、『使用人編(下)』を作成予定です。これは残りのメイドさん(料理系)と、男性使用人を扱います。それら解説パートのほかに小説進行部分を設けて、ジョアンを主人公とした登場人物の流れを作って行きます。

そして第三部で『貴族の暮らし』にようやく踏みこみ、社交界や都市での暮らしなどを研究し、そこでひとまずの完結となります。これらを出来る部分からWEB上で公開していきますが、ホームページで公開されているものを本にする意味について(無料で手に入るものにお金を払うか?)、同人誌のメリットは「持ち運びやすい」「蓮深さんの綺麗なイラスト」や、「加筆」になっていきますし、「本にしたい」自分の気持ちがあります。

そんな感じで、そろそろ本腰を入れて活動を開始します。

そういえば、資料として頼んでいた本が2冊、届いていません。ふたつとも版元でも品切れっぽく、入手不可能なのではと思われます。消化する時間が様々に必要なので別に構わないのですが…


2002/02/11(月)

『日の名残り』や下で紹介して、今日見てきた『金色の嘘』などは、ヴィクトリア朝のすぐ後の10年間程度の、『ヴィクトリア朝』の道徳観から少し解放された『エドワード朝』を舞台にしているそうです。

『金色の嘘』の映画を製作したアイヴォリー監督はこの他に『日の名残り』『ハワーズ・エンド』『眺めのいい部屋』を制作しており、この『金色の嘘』の原作者がニコール・キッドマン主演の『ある貴婦人の肖像』の原作者でもあるようで、その筋では有名な作家『ヘンリー・ジェイムズ』と言うそうです。

この時代は馬車と車がいい具合に並存しており、街並みも明るく、女性の衣服もヴィクトリア朝より装いが軽く、また社交界を十二分に楽しめるようになっているようです。『名探偵ポワロ』まで進むと袖の無い服を着ている女性を多く見ますが、その過渡期なのでしょうね。

『金色の嘘』で描かれる世界は壮麗に尽きますが、貴族屋敷の描写としては『ハリーポッター』の方が感動的だと思えるのは、変でしょうか?

またどうも文学系の不倫ものは、女性や年配の方が非常に多く来るようです。過去に同じような単館上映で文学系『アンナ・カレーニナ』(ソフィー・マルソー主演)を見に行きましたが、当時の『失楽園』ブームもあったせいか、多分、私が最も若い観客だったと思います。年齢差は二倍以上開いていたでしょう。

今回の映画も富豪の金持ちの娘が、ヒロインの恋人である貴族と結婚します。貧乏貴族となった彼は城を維持する為に恋人と別れます。ヒロインはその金持ちの娘と昔馴染みで、結婚式近くに再会し、富豪の父が彼女に魅せられ、結婚します。この富豪の父と娘が非常に仲がよく、娘の夫と父の妻が入り込む余地が無いほどで、ふたりの元の恋人達は親密な時間を作り始める…そんな話です。

ヴィクトリア朝と違ってか、ヒロインが非常に大胆で行動的です。街でも身なりのいい男女が別れを惜しみ、抱き合っている描写があったりします。この辺りで『享楽的』と言われるエドワード朝の短いながらも、ヴィクトリア朝の『貞淑や偽善』から解放された文化の温度が、いいのでしょうね。

自分が求めていた貴族像はこの時代なのかなぁなんて思ったりもしますが、資料がほとんどないので、ヴィクトリア朝がそれだけ大きく、それこそエドワード朝はヴィクトリア朝の月だったのかもしれません。

ただ結局、話題は『不倫』『不実』『葛藤』、「それしかないのか!」と言った感じで、当時の文化を感じる映画の楽しみはあまりありませんでした。価値観や美意識がはっきりと感じられません。

衣装やセットは綺麗でしたが、奥行きを感じなかったです。それとも映画を見すぎたためなんでしょうか? なんとなく勢いで続けてみていましたが、実は前売り券を買った『ヴィドック』が今週いっぱいで閉まってしまうそうなので、出かけなければ…

あ…コミケの申込、終了しました。明日の消印有効です。とりあえず三日目の歴史系創作をジャンルにしておきました。絵を書いてくれている蓮深さんが今年は自身でも本を出すとのことで早めに…今月中にイラストのお願いをしないと駄目ですね…


2002/02/06(水)

このサイトですが、絵以外の同人誌の部分を公開して行こうかなと、思っています。同人誌も作りますが、ちょくちょくホームページで更新していた方が気分的に楽で、誤植や誤記も減ります。誤植は食べ物に砂が混ざっているようなものなので、出来れば、見てもらったほうがいいかなと。

さて、最近はいろいろとあったのですが、資料収集も着実に進み、あとは消化する時間だけが必要になってきました。とりあえずやる気を出そうと、当時を舞台にした映画を見ようということで、行って来ました『フロム・ヘル』(切り裂きジャックのネタ)

映画の所で書いていますが、創作意欲は盛り上らず、かなり凹んでしまいました。衣装は綺麗だったのですが、段々とそうしたところに目をやる余裕が失われ…

一方、前に話したジョニー・デップとクリスティーナ・リッチが共演した(『スリーピー・ホロウ』が気に入っていたので)最新作『耳に残るは君の歌声』が8日までということで、この前の土曜日に見てきました。

第二次大戦直前という舞台設定の為、ヴィクトリア朝の参考にはなりませんでした。映像は綺麗で、衣装も華やかで、クリスティーナ・リッチも十分に美しいなぁということなのですが、衣装を着ていた方がいいという衝撃的な映像を見るにいたり…ジョニー・デップもあまりカッコよくなかったです。

オープニングの切なさで個人的に哀しさが盛り上りすぎて、あとはややどうなのかなぁという気分でしたのがいけないんでしょうね。故郷を失い、焼き払われ、そこに残してきた祖母を想像すると、もう駄目です。

さて、この映画は渋谷の東急本店に隣接する文化村で映画館の上映ですが、隣では『金色の嘘』という、思いきり『ヴィクトリア朝』を舞台にした映画がやっていました!

帰りにチケットショップで前売り券を入手し、今週末の土曜日に見に行くつもりです。いろいろな雑誌の切抜きがあったので見てみると、英国貴族屋敷物では資料で紹介した『日の名残り』のほかに、『ハワーズ・エンド』という映画もあるらしいです。主演がこれもアンソニー・ホプキンス。レンタルします。


2002/02/05(火)

久々です。いろいろあるんですが、とりあえずサイトリニューアルです。いつまた変わるかわかりませんが…

いつのまにやらコミケの書類提出期間になっていました。これを契機に、計画的に作業を進めようと思います。

フレームを導入したのですが、あちこちに広告が出て困ってしまいました。ところがこれ、 ここでファイルごとに広告の有無を設定できるとのこと。


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